A 鯉のぼりは立身出世の象徴、端午の節句の「外飾り」として用いられます。
古来中国の言い伝えに、「竜門の滝を登り切った鯉は、竜になって天へ昇っていく」というものがあります。
江戸時代に町人階層から生まれ節句飾りとして長く用いられてきた鯉のぼりは、
お子様の成長を祈って端午の節句の時期に飾られます。
「いろんな魚がいるのに、なんで鯉なの?」
なんて思われる方もいるかもしれません。
でも鯉は実は「すごく縁起のいい魚」なんです。
鯉は清流だけでなく池でも沼でも生息することができる、非常に生命力の強い魚。
鯉のぼりはこれにちなんで、
「子供がどんな環境にも逞しく生き抜くことができますように。立派な人になりますように」
と祈りを込めて飾られます。
ちなみに五月人形は「外飾り」の対を成す「内飾り」でもあります。
昨今ではマンション住まいのご家庭も増え、
「五月人形だけでいっぱいいっぱいだよー」
というご家庭が大半です。
現実的に飾り続けることができる一品をお選びいただくのが一番かと思われます。
「伝統に則って、端午の節句を外飾りと内飾りとでパーフェクトにお祝いしたい!」
という方には、身代わり・厄除けとしての五月人形と、
立身出世のお祈りとしての鯉のぼりの両方をオススメしております。
春分の日(3月20日/21日)~3月下旬頃から5月5日まで飾りましょう
鯉のぼりは天気の良い日を選んで3月20日頃から飾り始めましょう。
風が強い日は中に入れるなど、天候によっては工夫も必要です。
「何を選んだらいいかわからない」
「ベランダ用がいいけどサイズ展開がわからない」
という方は、吉福の節句アドバイザーにぜひご相談ください。